【開催報告】特別講義ウェビナー「ポストコロナ時代のSDGsグローバル人財育成」

G7富山・金沢教育大臣会合応援事業として、浦山学園(富山福祉短期大学・富山情報ビジネス専門学校)とパデコの共催で、特別講義ウェビナー「ポストコロナ時代のSDGsグローバル人財育成」を2023年8月9日に開催しました。


開催日時:          2023年8月9日(水) 15:00~17:00(JST)
主  催:          株式会社パデコ・学校法人浦山学園 富山福祉短期大学・富山情報ビジネス専門学校
使用言語:          日本語
参加者数:         対面約30名、オンライン約30名

プログラム・講演内容:

<第1部>発表:2030年にグローバル人財として活躍するには?~求められる人財、必要なスキル・能力~

  • 開会挨拶
  • 「グローバル人財に求める素質、ODA事業で活躍する人財」(株式会社パデコ 代表取締役社長 相馬敬)

株式会社パデコがどのようにグローバル社会に貢献しているかを紹介したうえで、グローバル人財(ODA人財)としてのコンピテンシーとしてチームワークや状況変化への対応(柔軟性)の重要性が挙げられました。また、自らの経験を紹介し、グローバル人財となるためのキャリア形成においては、リスクを取って変わろうとする勇気と背伸びしてでも良い場所に身を置くこと、これらの努力を厭わないレジリエントな人材となることが重要であることが述べられました。

  • 「今後活躍できる人間ならではのスキルとその育成方法、高等教育機関の学生が今からできるグローバル体験や地域連携の可能性と人財育成」(富山福祉短期大学国際観光学科教授 齋藤望)

グローバリゼーションはどこでも身近にあるものであることを強調した上で、未来の予測が難しいVUCA時代においては、自分が目指したい姿から逆算して現在の自分に足りないものやすべきことを考えることが必要である、と述べられました。また、今後グローバル人財となっていくために、自分の強みや個性を生かすために自己内省や自ら考えて行動することの重要性が挙げられ、その第一ステップとして、まずは行動、少しずつチャレンジをしていくことが大事である、とお話がありました。

  • 「開発コンサルタントが求めるグローバル人財の資質・能力とは?」(株式会社パデコ 教育開発部長 杉山竜一)

コロナ禍での世界の教育事情について触れ、教育開発プロジェクトにおいてどのような業務を行っているか紹介がありました。国際協力に限らず、現代の社会では価値観の相違を乗り越えた協力が重要であり、グローバル社会におけるキーワードとして”共創”という言葉が挙げられました。また、今後グローバル社会で活躍する人財として、「どこでも生きられる」「みんなが幸せになれる社会をつくる」ことを目指せる人間になることが求められることが述べられました。

<第2部>ワークショップ:2030年にグローバル人財として活躍するために必要なスキル・能力とは何か?

  • グローバル人財になるためにはどうすればよいだろうか?(ファシリテーター:株式会社パデコ 杉山竜一)

第2部のワークショップでは、ルワンダにてプロジェクトを実施するという設定のもと、プロジェクトチームの現地のメンバーとうまくコミュニケーションをとるために事前に準備するべきこと、現地に入ってからすることは何か、というテーマでグループで意見交換をしました。各グループからの発表の後は、第1部の登壇者3名による講評がありました。

  • 閉会挨拶


参加者の声

ワークショップを通じて他の参加者とのコミュニケーションがあり、別の視点からの意見も取り入れることが出来ました。

対外国の方とのコミュニケーションは身近な人とのコミュニケーションにも通づるものがあると感じて、勉強になりました。

通常は卒業後国内で就職する学生さんにとって、海外に住んでいる≠グローバルな人財であること、学生の時点で留学経験や英語スキルが長けていることが必須ではないことなど、グローバル化を自分事として考え、また勇気づけられるセッションであったと思います。


今後開催予定のウェビナー情報などのご連絡を希望される方は、admin_padeco-academy@padeco.co.jpまでご連絡ください。