ガーナの教育の今

教育の現状(6/16更新)

ガーナでは、3月12日に最初の新型コロナウイルス感染者が確認され、3月16日からすべての教育機関が休校となりました。

パデコの取り組み(6/16更新)

パデコは2005年以降、ガーナの教育を支援しています。2020年3月からは「みんなの学校:コミュニティ参加型学習改善支援プロジェクト」に参画しています。


教育の現状(2020/6/16更新)

学校の状況(休業の状況)

ガーナでは、3月12日に最初の新型コロナウイルス感染者が確認され、3月16日からすべての教育機関が休校となりました。ガーナの基礎教育学校(幼稚園、小学校、中学校)の学校暦は9月に1学期が始まりますが、2学期終了まで3週間を残し、休校となった形です。その後は後述のオンライン/遠隔教育が提供されています。

学校再開予定

6月中旬以降、以下のスケジュールで段階的に学校が再開されています。ただし、いくつかの制約があり、例えば中学3年生の場合、教室あたりの学生は30名までとされ、9時から13時までの短縮授業となっています。

  • 大学最終学年:6月15日~7月24日(6週間)+試験4週間
  • 高校3年生:6月22日~7月31日(6週間)+卒業試験
  • 高校2年生のうち11月に新学期を迎えるグループ:6月22日~7月31日(6週間)
  • 中学3年生:6月29日~9月11日(11週間)+卒業試験

※ガーナでは、高校の授業料無償化による入学者の増加への対応として、2018年からダブルトラック制度(入学者を2つのグループに分け学校暦をずらすことで、一方のグループの休暇期間が他方のグループの授業期間となり、全生徒への教育機会を保障する制度)を導入しています。

政府の対応状況

教育省は通信省と協力し、オンライン教育プログラムや遠隔教育を展開するとともに、教育省、ガーナ教育サービス、大学、国立遠隔教育センター、国立図書館などの教育関連機関からなる対策検討チームを立ち上げ、短期、中期及び長期の対応策を検討しています。

短期対応策として、全高校生に対して、主要科目のオンラインプログラム(iCampus)の提供を開始しました。その他に、生徒は関連する教育コンテンツを提供しているガーナ図書館アプリにもアクセスすることができます。通信省はオンラインコンテンツへのアクセスの通信料を無料とすることで、学習環境を保障しています。教育テレビ番組も設置され、4月3日から主要科目に関する24時間放送が始まりました。
幼稚園児、小学生、中学生に対する教育テレビ番組も5月に始まりました。小学生、中学生を対象としたオンライン教育プログラムの準備も進められています。
開発パートナーと協力してラジオ番組が作成され、6月15日に小学1~3年生対象の番組の放送を開始しました。

中長期策としては、National Digital Literacy Projectにより、教員と学習者双方にデバイスを提供し、デジタル・リテラシーの向上を図る予定です。学習管理システムも整備予定で、これにより学習者はカリキュラムに沿ったコンテンツやインターネット上の多様な教育コンテンツにもアクセス可能となります。

なお、4月29日に教育省とガーナ教育サービスは「Covid-19 Coordinated Education Response Plan for Ghana」を策定し、休校中の遠隔教育、精神的ケア、ジェンダーに基づく暴力の予防などの対策だけでなく、学校再開後の衛生管理、学習支援、強靭な教育システムの構築など、将来を見据えた取り組みを概説しています。

出典:
ガーナ教育サービスウェブサイト
ガーナ教育サービスFacebookページ
Covid-19 Coordinated Education Response Plan for Ghana 


パデコの取り組み(2020/6/16更新)

プロジェクトの概要

パデコは、2005年以来、現職教員の能力強化や職業訓練制度強化支援プロジェクトを各種実施してきました。2020年3月から「みんなの学校:コミュニティ参加型学習改善支援プロジェクト」に参画しています。

参考:
現職教員研修政策実施支援計画プロジェクト
現職教員研修運営管理能力強化プロジェクト
初中等教員の資質向上・管理政策制度化支援プロジェクト
技術教育制度化支援プロジェクト

文責:松月さやか(プロジェクト・コンサルタント)


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