ルワンダ:学校ベースの現職教員研修の制度化・質の改善支援プロジェクト
プロジェクト名:ICTを活用した初等理数科学びの改善プロジェクト
クライアント:独立行政法人国際協力機構(JICA)
国名:ルワンダ
協力期間:2017年1月~2020年2月
ルワンダでは、基礎教育へのアクセス拡大に対する取り組みの結果、教育の量的な改善がみられました。一方で、学習到達度は依然低いままです。その背景には、教員の教授能力・教科知識の不足、現職教員研修の機会欠如等の課題があります。JICAは「教員間の校内相互研鑽強化プロジェクト」(2012 年~2015年)を実施し、前期中等教育課程を対象に、教員の継続的な授業改善のため、継続的職能開発(Continuous Professional Development: CPD)のひとつとして校内現職教員研修(School-based In-service Teacher Training: SBI)を導入しました。
2016 年にはルワンダでの大きな教育改革として、 問題解決能力向上を目的とした新カリキュラム (Competence-Based Curriculum: 以下「CBC」)が導入されました。この新カリキュラムの校内導入研修に、JICAのCPDが活用されました。こうした中で本プロジェクトは、小学校から高校までの理数科教員のCBC授業実践強化を目指し、(1) CBC研修やCPDによる授業改善と、(2) CPDを支援する郡継続的職能開発委員会(District CPD Committee: DCC)の設立支援・体制強化を目的として実施されました。
本プロジェクトでは、研修で活用するマルチメディア教材やeラーニング教材の作成、全国規模のCBC研修企画及びモニタリング、モデル校での実践研究、ワークショップの実施、地区・郡・国の間で共有するためのオンラインモニタリングシステムの構築などを行いました。この結果、モデル校では教員の教え方がより児童・生徒中心になり、統制校と比べてテストや全国試験の成績が概ね有意に高く、成績の向上幅も大きくなりました。


