カンボジア:教員養成大学設立のための基盤構築プロジェクト

クライアント:国際協力機構(JICA)
国名:カンボジア
協力期間:①2017年1月~2019年5月、②2019年5月~2021年5月、➂2021年5月~2023年1月

プロジェクト概要

カンボジアは、2030年までに高中所得国に移行することを目指して、産業人材育成に注力をしてきました(産業開発政策 (IDP2015-2025))。これを受けて、カンボジアの教育・青年・スポーツ省(MoEYS:Ministry of Education, Youth and Sport)も、産業人材育成を目的とした教育改革を推し進め、教育戦略計画(ESP 2014-2018)でも、教育改革の目玉として、特に教員育成の充実を掲げてきました。2015年に策定された教員政策行動計画(TPAP)では、小中学校教員資格要件の引き上げ(2年制の教員養成課程から4年制の学士課程へ)、及びプノンペンとバッタンバンに教員養成大学(TEC:Teacher Education College)を設置して、2018年より4年制の教員養成課程を試行することなどが目標とされました。

プロジェクトでは、上述の目標に基づき、小中学校教員資格要件を「高卒後2年間の教員養成課程(12+2)修了」から「教員養成に係る学士課程(12+4)修了」もしくは「学士課程修了後1年間の教員養成研修(BA+1)」へ引き上げることと、新設するTECにおける4年制教員養成課程の実施準備を支援するために、次のことを行いました。①プノンペン・バッタンバンTEC設置に係る政策策定の支援、②TEC戦略計画策定と大学運営の支援、③TECカリキュラム・シラバス教材開発に関する技術協力、の3点です。

具体的には、TPAPの諸課題に対応する組織としてMoEYS内に教師開発委員会(CTD)及び各小委員会を導入し、CTD教員養成小委員会によるTEC設立準備促進を支援しました。またTEC管理職や教員に対して、自立発展的な職能開発や授業改善の手法に関する研修を実施し、戦略策定や組織開発を支援しました。さらに、MoEYSによる TECカリキュラムフレームワークの策定を支援し、TEC管理職や教員と共にカリキュラム・シラバス教材を開発しました。カリキュラム・シラバス教材にあたっては、他の援助機関と協議の結果、算数・数学、理科、英語、ICT、教育学、教育心理学を直接の支援対象としました。

参考サイト

JICAのプロジェクト情報はこちら