ラオス:初等教育における算数学習改善プロジェクト

クライアント:国際協力機構(JICA)
国名:ラオス
協力期間:①2016年2月~2019年4月、②2019年4月~2023年5月

プロジェクト概要

ラオス政府は2026年までの後発開発途上国からの脱却を目標とし、教育の普及・改善を貧困の根本的解決への優先事項の一つとして位置付け、継続的に努力してきました。その結果、初等教育へのアクセスは大幅に改善しました。一方で、教育の質は依然として低く、教育スポーツ省が2009年に実施した「児童学習達成度調査(ASLO II)」によると、特に算数における学習達成度が著しく低いことが分かりました。教科書の内容(不適切な指導順序等)や不十分な印刷・配布状況が一因であり、特に教科書改訂が急務でしたが、カリキュラム・教科書・指導書改訂を担当する国立教育科学研究所は、児童の学習理解度向上につながる教科書改訂に係る知見を十分に有していませんでした。

本プロジェクトは、これまでの協力成果を活用し、ラオス政府が優先課題とする初等算数の学習改善について総合的に支援するために実施されました。教科書や教員用指導書を開発し、それら教材が確実に使われるよう教員研修を実施する中で、カウンターパートと協働・技術移転することが主な目的です。

実施内容は、初等算数カリキュラムの改訂、改訂されたカリキュラムに基づく、教科書、教員用指導書、指導教材の開発や、教科書、指導書、教材を政府が印刷・配布するための支援、新しい初等算数教科書の内容を教員養成校のカリキュラム・教材に反映させ、改訂するための支援、現職教員対象の学校レベルでの普及研修および導入後のモニタリング・フォローアップ研修の計画、実施支援等です。 その結果、カリキュラム改訂及び教科書開発による教育内容の改善がみられ、教員養成課程・現職教員への研修等を通じて、ラオスの初等教育における算数学習の改善に大きく貢献しました。

参考サイト

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