リベリア・シエラレオネ教育情報収集・確認調査
クライアント:国際協力機構(JICA)
国名:リベリア・シエラレオネ
協力期間:2021年2月~2022年2月
プロジェクト概要
リベリアでは1989年から2003年、シエラレオネでは1991年から2002年まで内戦が続き、さらに2014年のエボラウイルス病流行も重なり、両国の経済・社会は著しく疲弊しました。リベリアでは、学齢期から遅れて小学校に入学する児童が多く、産業化を担う人材育成の礎である基礎教育セクターの質・アクセスに課題があります。シエラレオネでは若年層(15~35歳)の失業が大きな課題であり、内戦終戦後の混乱期にかけて十分な教育を得る機会を逸し、その後無職もしくは非常に不安定な就労状況にある若者が多くいます。
安定した経済成長のためには、若年層の雇用や識字率の強化、雇用につながる技術の強化などの支援が必要です。そこで、リベリア基礎教育セクター及びシエラレオネの職業技術教育・訓練(Technical and Vocational Education and Training: TVET)セクターの現状・課題を調査し、両国における協力可能性、アプローチ等を検討するために本プロジェクトが実施されました。
各国の関連分野において、政策、予算、統計情報等の収集・分析、関連省庁や教育機関、開発ドナーへの等へのヒアリング、調査結果の分析等を行いました。その結果、リベリアでは、教育行政、教育アクセス・不就学改善のために、教育省・地方教育行政官の能力強化、及び学校運営改善が効果的な支援であること、最優先課題のアクセスの改善のために、不就学の理由についてさらに調査・分析したうえで、 問題に取り組む必要があることが分かりました。シエラレオネでは、多くのドナーの支援は基礎教育に集中しており、TVETセクターでは「カリキュラム、機材、施設、 教員能力(技能)、教員能力(教授法)、消耗品」を全て包含できている支援がないため、TVETセクターにおけるJICA支援の優先度は高い、と言えることが分かりました。

